学校歯科医・警察歯科

学校歯科医とは、学校保健安全法に定められている大学以外の学校で、歯科健康診断や歯科保健指導、歯科保健教育などの職務を非常勤で行う歯科医師のことです。学校歯科医は、学校保健安全法に定められた、学校歯科医の職務の準則に従い歯科医師でありながら教育者としても学校のなかで活動を行うのが職務です。

学校歯科医は、児童生徒の健康と安全を守るために、学校関係者・学校医・学校薬剤師・地域の人たちと連携を取りながら活動をしています。その職務は、学校保健の三つの領域で歯科保健教育、歯科保健管理、組織活動にまたがり、保健に関する専門職として学校関係者、児童生徒、保護者や地域の住民の皆さんと連携を図りながら、子どもの健康づくりのために活動をする事となっています。

学校が国立、都道府県立、市町村立の別により、文部科学省、都道府県教育委員会、市町村教育委員会が学校歯科医を委嘱しています。その身分は非常勤の委嘱的性格を持つ公務員です。

警察歯科医とは、警察署からの依頼を受けて、身元不明のご遺体の歯や口の中の状態と、生前に歯科治療を受けた際のカルテ記録やレントゲン写真などをてらしあわせて見比べて、該当者本人の確認などを行います。このような歯牙鑑定を行う警察歯科医は、以前から全国で献身的な活動をしてきました。現状では、分かっている範囲で、全国で年間約2,000件以上の歯牙鑑定が、警察から警察歯科医へ依頼されるなど、その果たすべき役割が、益々大きくなっています。ご遺体の個人識別に用いるデータには、歯科所見、指掌紋、DNA型などがありますが、身元確認が長期化するような場合には、主として歯科所見とDNAが用いられ、とりわけ歯科所見の有効性が広く証明されています。