歯科技工士

歯科技工士とは、義歯や歯の被せ物をつくる職業です。金属、陶材、プラスチックなどの材料の知識を基に、歯科医師が型採りした歯型から義歯や被せ物をつくります。

歯科技工士は国家資格で、歯の解剖学や歯科理工学を含め多くの歯科技工に関する専門教科はもちろん、それ以外でも、造形美術概論で美的センスを学び、外国語の英語を学びます。英語は一般のみならず、歯科技工に関する英語も学びます。歯科技工士になるには高校を卒業して、専門の養成機関か大学の私学科などで学び、国家試験に合格しなければなりません。そして、正確さと緻密さ、根気強さや忍耐力も養わなければなりません。また、手先の器用な人には向いているでしょう。

歯科技工士は咀嚼、嚥下、呼吸、発音、感覚、姿勢維持、身体運動能力、審美維持など、日々生活するうえで必要な多くのことに影響を与える重要な仕事です。

歯科技工士が作成できる主なものとして、入れ歯があります。部分的にかけてしまった場合の部分入れ歯と歯が一本も無くなってしまった場合の総入れ歯です。そのほかに、クラウンと呼ばれる歯の被せ物。歯のないところを埋めるため、近くの残っている歯に橋を架けるブリッジ。顎の骨に支柱を植え、支えにし、歯の形と機能を回復させるインプラント。歯並びが悪い場合や顎の位置がずれている場合に、適切な位置に治すための装置である矯正装置の取り付けやスポーツなどの際に口内のけが防止のためのマウスガード設置。生まれつきや病気、事故で失った顔の一部を人工材料を使って形を補うエピテーゼなどがあります。